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語学のレベルと仕事のレベルには関連があるか 

2015年8月19日 |  仕事, 外資系の仕事

以前のエントリーで語学と仕事の話をした際に、言葉だけでなく

文化の違いをも考慮する必要がある話しをしました。

 

既に、日本語での業務が問題なく行えている方は、たとえ言語が

英語に変わっても、基本的なビジネスは応用可能であるという点。

 

では、違いって?

 

英語と日本語で話をする際の最も大きな違いの一つに、

 

「英語では結論を先に言うことが多い」という点があります。

 

(絶対ではないものの、ビジネスの場ではほぼそうでしょう)

 

また、英語は日本語に比べて論理的な話の展開になりやすい・しやすい

傾向があると思われます。(主語・目的語を明確にするなど)

 

 

結論先パターン・論理的な構成が実現できたか、という点を中心に、

とある実例についてお話します。

 

 

例1)管理職 Aさん。留学経験はなし。

 

英語の発音はいわゆる ジャパニーズ・イングリッシュ。
語彙は豊富で自分の専門分野に関してはもちろん、説得力

のある話をすることが できる。
また、意見を求められていることに対してはイエス・ノーを言ったうえで
その理由を論理的に述べる事ができる。
話しを聞いている日本人同僚・部下も納得の話の展開。
例2)管理職Bさん。アメリカの大学院に留学経験あり。

 

流暢でアメリカ人のような英語。ネイティブと冗談交じりにペラペラ

しゃべることができるのでそんな時は若手からも羨望のまなざしが。

Bさん、外国人を交えた会議でも積極的に発言します。

ところが、質疑応答などの際には、ポイントがつかめず話が長くなりがち。

結局何の質問だったのか分からないことも。

 

。。。。という2名を比較してみます。

 

まず、

AさんよりBさんの方が見た目かっこいいです(!) ネイティブと
対応に渡り合って発言の機会も多いです。いわゆるペラペラな人です。

スピーキングにあまり自信のない人は、こういうタイプに少し圧倒されたり

します。

ネイティブの発音で話せるし、TOEICの点数もAさんよりBさんのほうが良いのでは

ないでしょうか。

ところが、Bさんの流暢な話も、結局何を言っていたのかわからず、

会議も結論がまとまらないまま終了。

 

 

一方で、ぼそぼそ愛想なく(!)単刀直入に話をするAさんの方が、

たいていグローバル会議でも成果を出してくるし、外国人管理職から

仕事上の相談事をされたりで、やけに人気があります。

 

 

なぜでしょうか。 これはつまり、言語の習熟度がある程度以上であれば、

それに関係なく、話が分かりやすいかどうか、が重要なのではないでしょうか。

 

良く耳にする大原則、「 内容を理解できている人の話は分かりやすい 」

 

にのっとって考えると、Aさんの方が英語のペラペラ度合では

劣るものの、論理的に話を進めており、効率的に仕事が行えて

いるということとなります。

 

そうなんです。必ずしも 見た目の語学力=仕事の能力ではないと

いうこと。

 

そうはいっても、語学がある程度できることが表現できていないと仕事に

ならない。。。という場面もあります。

 

そんな時はどうしましょうか? (次回に続きます)

 

 

 
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